用土について

広島では久しぶりに1日晴れました。

明日も晴れの天気が期待できそうですが、明後日からはまた雨続きの予報・・・
過湿は病気を招きやすいので、困ったものです。

もちろん、丈夫に栽培していれば病気とも無縁なのでしょうけど、なかなか難しいところです。

さて、今回は私が使っている用土について書いてみます。
至って普通で、ブログに書くまでもないと言えばそうなのですが、ネタも少ないですし、一応・・・
ベテランはいまさら用土なんてあまり参考にならないと思いますので、スルーしてください。
まあ、私のやり方を紹介する程度のことです。

すべての鉢植えにいえることですが、地面に生えているヤマシャクヤクを鉢に押し込むわけですから、当然山の土と全く同じ物を使うというのは無理があると思います。
ですので、鉢内の環境をコントロールしやすいように土を選んで配合しますが、王道はほぼ決まってる感じですかね・・・。

混ぜ合わせる前の写真が下のようになります。

用土の配合は、硬質赤玉4.5/硬質鹿沼4.5/炭1といったところです。
あまりにも普通です。(汗)

それぞれの特徴はといえば、

・硬質赤玉土

排水性・保水性があります。
鹿沼よりも重量があり、単位当たりの保水量は鹿沼より劣ります。
弱酸性で普通の鉢花にも多用されてますね。

・硬質鹿沼土

軽量で保水力もあり、通気性も良い土です。
鹿沼を使うと、根が腐りにくい感じがしますね。
ヤマシャクヤクでも鹿沼単用で使われる方も多いと思います。
赤玉土よりも酸性度が高い特徴があります。

・炭粒

ヤマシャクヤク栽培において鹿沼・赤玉の単用または混用に軽石や十和田砂などを混ぜるのが最も主流と思いますが、私は4~5年前から混ぜています。
多孔質なため軽石などと同じような働きをすると思いますが、私が炭を選択しているのは、鹿沼土による酸性化緩和とカリ分や微量元素を補う目的があるからです。

また、鹿沼単用ですと、根は腐りにくいイメージですが、細根の張り具合は赤玉を混ぜた方が良いような気がします。

そしてよく混ぜたら終わり。

炭の粉で黒っぽいですね。
洗うと、綺麗に。

洗ったのは写真用です・・・

私は時間的な余裕がないので、微塵をふるったことも用土を洗ったこともありません。
やはり、微塵を抜いた方が良いとは思います。

微塵を抜かずに植え込んでも用土の質が悪くなければ、目詰まりしたことはありません。
理想的ではないものの、大きなトラブルも感じないので、横着をしています。

ちなみに、私が使ってる用土は小粒です。
かなり細粒に近いサイズの粒もあえて抜かずに植え込んでいます。
細かな根がびっしりと育っている場合には、とても中粒では植え替えの際に用土が根の間に入っていかないとの考えです。
中粒でもともと植えてあれば、その限りではないと思います。やはり、粒が小さい方が物理的な細根の量は多くなります。

鉢が大きめのプラ鉢なら、中粒以上の用土を選ぶと良いと思います。

まあ、鉢の種類やサイズに合わせて選択し、あとはお好みでって感じですね。

イメージでのまとめになりますが、

・基本は硬質鹿沼土と硬質赤玉土。混合するか単体で使うかはお好みで。鹿沼単用だとphの低下に注意。あとは好みで何か混ぜる。

・粒が小さいほど細根が多く、早く育つ。肥料の効きも良く、少なめの施肥で栽培できる。逆に大きくすると、通気性がよく、根を傷めにくい。

・腐葉土の使用はうまくいけば良く育つが、分解されて細かくなった腐葉土は目詰まりしやすく、また腐葉土は雑菌やセンチュウなどを持ち込む可能性もある。(基本使わない方が無難)

参考にしてみてください。

 

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