朝焼けの産地について

先週末の寒波で記録的な大雪となり、被害に遭われた地域のいち早い回復をお祈りします。

広島平野部では寒いとは言っても、あの寒波でもほとんど雪も降ることもなく少しずつ暖かくなってきました。
週間天気予報を見ると、来週末の最高/最低気温は17/9度の予報で、春が来そうな予報です。

いよいよヤマシャクヤクも次々と芽を出しそうな感じです。待ちに待った季節が来そうですね!

さて、今回はヤマシャクヤクの銘品「朝焼け」の産地についてです。

つい先日、知り合いの方から朝焼けの産地は四国産ではなく九州産ではないかとのお話を頂きました。その方のお話はかなり詳しい話で、信憑性も高いと思いました。

「産地なんてややこしくなるだけで、どうでも良いじゃん。」っていう意見ももちろん別に構わないと思います。
私が産地を気にするのは、産地によって芽出しの時期が異なり、それによってラベルの真偽について参考になるという点を重要視しているからです。

例えば、柄の似ている朝焼け・塩山・北斗星は、芽出しの時期がトップの朝焼け・ラストの北斗星・中間の塩山といった具合に全く異なってきます。
この傾向はセルフで実生した苗にも遺伝し、親子ともほぼ同じ時期に芽を出してきます。

私のさしも長くない栽培歴や広くもない棚の中での話なので参考程度としてお考え頂きたいのですが、基本的に四国産→広島産→九州産といった傾向が見られるように感じます。
もちろん、真偽の程は定かではありません。ネットを検索すると、トレッキングが好きな方のブログにヤマシャクヤクの開花についての記事が見られますので、ある程度の傾向はつかめるかもしれませんが、きちんと調べようと思ったら、採り子さんの話を聞いたり実際歩いてみたりしなければなりません。
また、芽出しの時期は標高などによって影響を受けているでしょうし、地域差かどうかは何とも言えません。

朝焼けの芽出しは他の四国産と同じく棚の中でもトップに出てくるため、今まで全く四国産と言うことに疑いの念を持ってませんでした。
しかしながら、頂いたお話では朝焼けの銘がついた時の詳しいいきさつなどもあり、信憑性は高いように感じました。

産地と芽出しの時期にはある程度の関係があると思っていましたが、いやはやよくわからなくなりました・・・。
いずれにせよ、入手した時のラベルは正しいと思って大事にするしかなく、これからもラベルは大切に扱っていきたいと思います。

今回のようなケースもありますので、ホームページにあります情報はあくまで参考程度として見てくださいね。

最後に昨年の写真になりますが、朝焼けの芽出しの写真を1枚。
銘品と呼ぶにふさわしい素晴らしいヤマシャクヤクの一つですね。

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