ヤマシャクヤクの花も終わり

暖地のわりに芽出し遅めのうちの棚も、開花は終盤を迎えつつあります。
四国系は白寿を除いてほぼ花も終わり、遅手の九州系・佐渡系もほぼ花が散ってきた感じです。残っているのは、紅花を除けば火の国と花魁くらいかもしれません。この二つはホントに開花が遅いです・・・。

今年も実生はしましたが、かなり少なめです。もう置き場所もありませんし、これ以上苗とか増やしてる場合じゃないので・・・。あんまり毎年実生しまくると親株も弱ってしまいますし、数も増えすぎると価値が下がってしまいますからね。ほどほどで十分と思っています。

さて、ちょろっと写真を撮りましたので紹介します。


・西祖谷産白三光斑 祖谷の天女

17年採取の祖谷の天女、良くなってきましたー!本当に素晴らしいです!
ほぼ、柄は白寿に匹敵する感じになりました。昨年実生したこともあり、ちょっとどこまで大きくなるかは分かりませんが、山の姿を思えばまさかここまで柄が出世するとは思ってもいませんでした。
あとは白寿を超えるためには草姿がどこまで大きくなるかですね。


・白ゴマ斑 十六夜

十六夜はゴマ斑の実生選抜個体です。
とても綺麗なゴマ斑で、棚でも存在感を出しています。素晴らしい美しさです。
詳しく知らないのですが、ヤフオクに出てたとか・・・
うちではまだ一度も割ったことがない個体なので、出てるならうちの十六夜とは全く別物の同名異種ですね。

ちなみに親はといいますと・・・

似てるような似てないような・・・
この元親は無銘です。名前付けても良いのかもしれませんが、ちょっと来歴や産地ははっきりしません。
軸の雰囲気はよく似てますが、葉の形や柄は少しだけ変化しているように感じます。
この親株、一度弱らせてしまい、今年は花が来るまで回復しましたが、実生は来年以降に先送りしました。
作上がりすれば来年はまた実生が可能かもしれません。


・極黄ゴマ斑 金剛 原株

Kさん採取のゴマ斑です。何年もかけてやっとここまで大きくなってきました。
極黄のゴマ斑で枝が短く締まった草姿をしています。見た人しか分からない独特のフォルムで、色も草姿も他に似たものは見たことがありません。
この金剛、Kさんの所と私の友人の棚、私の所の三カ所にしかありません。大変貴重なので、本当に大事にしなきゃいけないです。


・白ゴマ斑 宝 東祖谷産 原株

この宝は中津山産ではありません。産地も希少なゴマ斑の一つです。
この産地には、このような柄の細かいゴマ斑が数個体発見されています。今はもう産地が崩れて消滅してしまい、もうありません。
この個体も数がなく、本当に貴重な個体の一つです。


・白ゴマ斑 無銘 東祖谷産

このゴマ斑は宝と同じ産地の別個体です。やはりこの個体も柄は細かく、宝によく似ています。写真では分かりにくいかもですが、並べてみると違いがよく分かります。
見た感じは宝の方が綺麗にも見えますが、ゴマの柄はこちらの方が細かいです。
宝は、過去に割った割り子が存在しますが、この個体はこの一つしかありません。大事にしないといけない個体の一つです。


・白散り斑 無銘 

この個体は結構昔に香川の友人に分けていただいた個体です。銘はありませんが、その後銘が入ったか確認してみなきゃいけません。産地も徳島県だったと思うのですが・・・。ちょっと覚えてないので、管理ノートを見てみなきゃ書けません。
この個体はスタイルが独特です。一番根元の葉から先までは詰まった感じなのですが、元の枝だけは長く、葉がかたまって広がっているような見た目になります。綺麗な個体だと思います。


・白砂子斑 白鷺(しらさぎ) 西祖谷産

西祖谷産の白砂子斑です。毎年安定した芸が出ますが、暗まないこともあって、なかなか大きくなりにくいです。
大元のKさんの棚でもわりと小型の部類だったと思います。まだ花を見たことがないので、来年くらいは咲かせてみたいですね。
今は黄色味が強いですが、夏前には冴えて白っぽくなります。


・白散り斑 吉野川 実生選抜個体

吉野川の実生選抜個体です。今年、初花が2花ほど付いてましたが、取り除きました。来年も調子が良ければ、実生するのも面白そうです。
先ほどの白鷺と違って、西祖谷産の吉野川は大きくなり雄大な姿となります。白鷺と比べると、葉が少し細めですね。この柄はありそうで、意外に見かけません。
大きくなることもあって、棚では本当に素晴らしい存在感となります。

こちらは原株の姿です。実生選抜の方が若干白さが増しているように感じますね。
今年は親株も花付きの良い写真が撮影できたと思います。ちなみに、照明下で撮影すると、どうも色味が肉眼で見るより黄色っぽくなってしまします。その辺は補正をしてあげれば良いのでしょうけど、スマホ撮影の限界かもしれません。


・白散り斑カラコ咲き 白神(しらかみ)

白散り斑のカラコ咲き個体です。2年続けてカラコで咲いています。
古い個体なのですが、産地が分からなくなってしまいました。古いノートに書いてあると思うのですが、管理番号を変えたときに照合が難しくなってしまいました・・・。

この写真、2012年のですね・・・。確かこの時に一度オークションで売ったと思います。これ以来、あまり写真もまともに撮ってなかったんですよね。
昨年カラコで咲いて、驚いたのを覚えていますが、それ以来は写真も真面目に撮っています。
二芸品と呼んでも差し支えなさそうですね。


・奈良県産 白砂子斑 原株

この写真を見たら、「これがどうしたん?」って思うでしょう。まあ、斑からいえば棚に並べておくような物でもないかもしれません。
しかし、この個体は親木として価値があるのです。地味なゴマ斑の「夢」が良苗を生むように、この子からも面白い実生苗が得られます。

この実生苗は良い感じでしょ?
この個体、日に良く当てると、斑の部分が赤く染まって綺麗なんです。
この実生苗を見れば、地味~な親の価値がお分かりいただけるかもしれませんね。


・黄覆輪斑 奈良県産 原株

奈良県産の覆輪個体です。綺麗な大覆輪にはなってませんが、斑の性質は覆輪なのです。
この個体も年によっては実際に覆輪斑を見せることもありますが、ここ数年は逆に柄が強まりすぎて、覆輪の用に出なくなってきています。栽培も気むずかしく、なかなか大きくなってくれません。
しかし、今年は花が咲きました。

なんとわずかにカラコ咲きなんですよね。八重咲きになると話には聞いてましたが、株に力がなくてチョビカラコ止まりになってしまっています。
力が付いて本芸を見せてくれると良いのですが、なんせ難しいです。実生も興味深いですね。


・白はけ込み斑 竜ヶ岳 原株

一応、斑としてははけ込み斑と思いますが、竜ヶ岳はちょっと三光斑的な所も併せ持った不思議な斑入りです。
天冴えで芽出しの頃から綺麗です。ただ、斑の強いところは他のはけ込み斑と同様、焼けてしまいやすい欠点もあります。
それにしても本当に美しい個体の一つだと思います。

・白砂子斑紅絞り咲き 愛媛県産 無銘 原株

なんとも繊細な感じのする砂子斑です。砂子斑は斑の収縮が強いため、このように葉が小さくなってしまう物が多くあります。この個体も例に違わず、このため全体的にほっそりとした繊細なイメージの姿となっています。
ひきつれのない良柄の砂子斑が砂子斑があれば、一番良いのでしょうけどね・・・。
この個体はも友人から頂いた物ですが、近々銘が入るかもしれません。


・西祖谷産 白三光斑 祖谷白龍 原株

祖谷白龍は分けていただいてからずいぶんと経つ個体ですが、ようやっと写真を撮れるような株になってきました。
この個体は、祖谷の満月を採取された香川県のTさんが採取された個体です。
祖谷白龍は、背丈が大きくなる上に、葉も幅があり、葉枝が短い傾向があるため、非常にスタイルが良い白斑です。
柄も地味ではなく、満作となれば素晴らしい存在感となります。
やっと大きく育ち始めたので、来年以降が楽しみで仕方ありません。
祖谷白龍は、うちと同郷の友人のところ以外には出ていません。来年以降は増殖株が出せるようになるかもしれません。


またすっかり長くなってしまいました・・・。
いろいろ写真を見ていると、つい徒然と書いてしまいます。
とりまとめのないブログではありますが、ご容赦下さいね。

次回は西祖谷産白三光斑で、今まで紹介してこなかった個体を記事にしようと思います。

コメント

  • コメント (2)

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    • 2021年 4月 15日

    バルトさん、こんばんは!

    祖谷の天女、本当に凄い!!
    綺麗になりましたねー!!
    白寿を超える個体は、まず出ないと思って来ましたが、大きな白寿⁇みたいな姿は素晴らしいの一言です!

    私も、原個体と言ってきましたが、今後は原株に修正します。

    夢の実生選抜に、名前が欲しいですが、どなたか命名してくれませんかね?

      • バルト
      • 2021年 4月 19日

      銀さん

      こんにちは!
      天女は本当に出世しましたね。しかし、山で新しい白斑を見つけるのは本当に難しいみたいです。
      大事にしたいと思います。

      夢の実生選抜の命名ですが、それぞれに付けるのが正しいのかもしれませんが、そうしてしまうと無数の銘があふれてしまって混乱を招きそうですよね。
      銘を付ける事は必要と思いますが、なにぶん管理する組織がありませんから・・・
      「夢」のセルフ実生選抜は大方同じような特徴を持っていますので、そろえて呼称を決めても良いかもしれません。

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