沈丁花の香り 2021

久しぶりの投稿です・・・。
いつも記事を楽しみにして下さっている方もおられるようで、時々ブログを覗いてくださっているにもかかわらず、ずっと記事が書けてなくて申し訳ありません。
書きかけのまま放置になってしまっている記事はいくつかあるものの、また近況報告以外の記事はいつか折を見て書き上げて投稿したいと思っています。

さて、今年もヤマシャクヤクの先陣が芽吹き始めました。
昨年・一昨年がかなりの暖冬だったこともあり、今年の強い寒波で広島の平野部でも凍る寒さを感じる年となりました。近年では久しぶりに寒さに強くない植物は一部傷んでしまいました。
しかし、その寒波の後は逆に非常に暖かく、結果として沈丁花は暖冬だった昨年に比べ少し早めに香りを放っています。それに合わせたかのように、ヤマシャクヤクたちも急速に芽出しが進んできました。
まあ一番早い個体たちは動き始めているものの、大半の芽はまだカッチカチですけどね。

毎年さほど変わり映えのしない棚ではありますが、ちょっといくつか芽出しの様子を紹介します。
写真は急いでスマホで撮影してるため、少々ピンボケなどあって良い写真ではありませんが、ご容赦くださいね。


黄金郷 原株
黄金郷 実生苗

徳島県産の砂子斑「黄金郷」です。
黄金郷は毎年ほぼトップで芽を出してきます。この性質は遺伝し、セルフした子供も同じような時期に出てきます。
上の写真は親株、下が実生苗です。黄金郷はほぼ100%斑入りの子が出てきますが、子の柄には多少のばらつきがあり、極黄の様な無地の派手な物から多少地味な物まであります。
この写真の中でも、左上にある丸葉の子は柄のメリハリが他の子よりも強く葉も丸葉ですので、この中では選抜個体となりそうです。こういうのが実生の醍醐味でもあるでしょうね。


竜ヶ岳

この個体は「竜ヶ岳」です。おそらく原個体の割り子だと思われます。
四国に竜ヶ岳という場所がありますので、そちらで採集された物かもしれませんが、採集者の方に直接お話を聞いたことがありませんので、詳しくは分かりません。
いくつか同じ名前の物が出回っているようですが、それらはこの写真の物とは違う物のようです。
この竜ヶ岳、天冴えの白斑で大変美しく、私は非常に高く評価しています。


聖帝

最近あまり紹介してませんが、「聖帝」は今年も派手な姿を見せています。
芽出しが早く、他の西祖谷産白三光斑に比べ非常に赤味を強く帯びて上がってきます。
ここ数年は今ひとつ調子が上がらず実生したいと思いつつも出来ずにいます。仕方なく昨年の秋に少し株割りしましたので、もう数年は実生もお休みかもしれません。


愛優姫 実生品

これは「愛優姫」という個体の実生品です。名前の読み方ははっきりとは分かりません。あいゆうひめでしょうか?
うちに来てもう数年が経過しますが、ずいぶんと大きくなってきて、今年は実生しようかと思っていました。しかし超派手柄に・・・。
ちょっとこれでは実生は難しいですね・・・。
しかし派手柄で今年は綺麗な姿を楽しめそうです。
この個体は芽出しが早く、色も非常に赤く染まるので、聖帝と非常に特徴が似ているように感じます。


朝焼け

「朝焼け」も芽出しが毎年早いですね。
本当に綺麗なヤマシャクヤクで、私もとてもお気に入りのヤマシャクヤクです。
なんだかんだでうちには結構大きな株が4~5鉢あります。


祖谷の太陽

これは「祖谷の太陽」の実生選抜個体です。
昨年も結構良い柄でしたが、今年は更に良くなってきました。
良い感じで、一月後に葉が完成するのがとても楽しみですね。


ここから下の4枚の写真は全てゴマ斑です。

斑入りヤマシャクヤクを代表する斑入りはゴマ斑だといつも思います。
白三光斑とゴマ斑は、うちの棚でも最も数あります。特にゴマ斑は個体それぞれにバリエーションが見られ、コレクションしていて棚にたくさんの異なるゴマ斑が並ぶ様子は壮観です。
小島峠に代表されるゴマ斑は、ヤマシャクヤクに限らずどの植物の斑入りと比較しても引けを取らない美しさであると思っています。
本当は個別に紹介したいところですが、ちょっと膨大になるので、今回はやめておきます。


白露

ゴマ斑の「白露」という個体です。暗みがなくとても美しい姿のヤマシャクヤクです。
関東の趣味家の方がかなり昔から栽培されていた個体で、実生苗はあるものの親株はあまりないと思います。
時折オークションなどでも見かけることがあり、問い合わせを頂くこともありますが、私は実生苗も割り子もまだ一つも出していません。
去年は実生を我慢しましたので、今年はしてみようかと思っています。


ちょっと長くなりすぎになってきたので、次でおしまいにしましょうか。

流星 実生苗

これは白三光斑「流星」の実生苗です。
花粉親には「作州の華」を使っています。運が良ければ、花が絞り咲きの多弁花となるかもしれません。そうなると二芸品として価値ある物になると思います。
まだ小苗ですので何年も先の話でしょうけど、とても楽しみですよね。


これから芽出しはぐんぐん進んできて、展開してきた葉の様子に一喜一憂する季節です。
一年で最も楽しい時期ですね。
また時間の余裕があれば、写真と撮って記事で紹介していこうと思っています。

コメント

  • コメント (2)

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    • 2021年 3月 05日

    バルトさん、こんばんは!
    ご無沙汰しております。
    いよいよ、待ちに待ったヤマシャクヤクの季節が始まりました^ ^
    今年は、東北地方も例年より芽出しが多少早く我が家でも始まりました。
    一つ質問なんですが、うちにあった祖谷の太陽が去年派手柄過ぎて通常より遮光をして育成してましたが、結局秋まで持たず思いっきり作落ちさせてしまいました 汗
    画像の感じでいくと、バルトさんの記事の愛優姫位の派手派手で緑の部分が全体の1割位の株でした。
    今年も、結構派手な個体がありますので、アドバイスを頂きたいのですが、超派手柄のヤマシャクヤクを作落ちさせないようにするには、どうしたらいいでしょうか?
    遮光や肥料、その他気をつける所があると思いますので、宜しくお願いします。

      • バルト
      • 2021年 3月 06日

      銀さん
      こんにちは。
      今年の芽出しは全国的に早いみたいですね~
      ヤフオクにもヤマシャクヤクが出てき始めましたし、楽しみな季節になりましたね。なんだか今年は昨年と違い、また相場も上がってきそうな気がします。ゴマ斑とか安いうちに欲しいものは手に入れておこうかと思います。
      ご質問の件ですが、超派手柄になった個体の対策ですが、なかなか難しいのが現実です。
      私がやってる対策は、緑の部分をなるべく残しつつ真っ白な斑の部分は思い切って切り取り、全体に対する青葉部分の面積を上げることですね。
      白斑の部分は光合成もせずに養分を消耗するわけですから、それを防ぐためです。完全な真っ白お化けは根元から切ってしまいます。
      いずれにしても、極端な作落ちは避けられません。

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