世の中コロナ一色です。
今はじっと我慢の時ですね・・・。
さて、棚の開花も最終局面です。
毎年、ラストバッターはたいてい火の国ですね。概ね決まって大型連休前から最中くらいに開花しています。
火の国は濃色で素晴らしい花です。なので、本当は交配に使いたいのですが、花が遅いために結局使えないことがほとんど・・・。
難しいですね。
開花の遅い個体たちの中でも輝いて花開いている個体をいくつか紹介しましょうか。
先日も紹介したことがある白散り斑です。軸が青くて、散り斑が全面に散ってとても綺麗です。
確か、以前の投稿ではこの写真を紹介したと思います。
この子ですね。
結構古くからうちにある個体で、産地はわからなくなってしまっています。
入手したときは、九州産だったと思うのですが、佐渡産かもしれませんし、わかりません。
ずいぶん昔に割り子をヤフオクで売ったことがあります。
今年は綺麗なカラコ咲きで咲いてます。
開花は初めてではないのですが、一度傷んで小さくなってしまい、まともに咲き始めたのは去年からです。
去年はあまり印象に残ってないんですよね・・・。
ってことは、普通に咲いてたのでしょう。
花芸に関してはこれがどこまで安定するか?という点も評価の対象だと思います。
面白そうなので、卑弥呼の花粉を交配してみましたが、結果やいかに・・・?
写真を見て気がついたのですが、この子は雌しべの色がオレンジ色ですねぇ・・・
これって別に注目すべき点でもなく普通のことですかね??
ちょっとカラコ芸は弱いのですが、別な個体も見てもらいましょう。
この個体は東祖谷産の「日の出」という散り斑です。一見、利休錦によく似ていますが、全くの別物です。
以前、これを採集された方の棚で、カラコ咲きになっているのを見たことがあります。
うちにあるこの子も少しですが雄しべが弁化しています。
力が付けばもっと芸は進むかもしれません。これで二回目の芸ですので、偶然だけではなさそうですね。
柄も良いですが、花も良くなりそうですよね。柄も本当に綺麗なのです。
ちょっと将来が楽しみ。実生しようか株作りに注力しようか悩んだのですが、結局花粉を付けてみました。
最後にちょっと別な個体を・・・
これは舟山産の地味なゴマ斑から出た選別実生苗です。仲間内ではこの地味な親のことを「夢」と名付けて、そう呼んでいます。地味な親から夢のような子供が生まれるからです。
実は、親株を採取された私の知人が、先日ヤフオクに出品されてました。
結局誰も入札がなかったので、私が購入させて頂きました。
私は以前よりこの舟山産の実生苗たちを何度も見ているので、その魅力を知っているから購入したいと思い、すぐに連絡しました。
この個体の何が良いかって??
この実生苗たちは、まず柄が暗みません。もう少し白っぽく冴えてきます。柄にキレがあって、棚でもひときわ目を引く存在です。なんとも本当に綺麗なんですよね・・・。
それともう一つが、この実生苗たちは非常に大型化する素質を持っています。
なので、写真では判らないと思いますが、なんとも言えない迫力があるのです。
葉も、もちろん大きくなります。
もちろん、作も大きく影響しますけどね・・・。
私の別の知人がお持ちの個体は、今年驚くほど大きくなっています。見たら欲しくなるような、まさにそんな雰囲気なのです。
私も頑張って大きくしたいですね。
今年の連休は、普段できない棚の整理や掃除とか、ラベル管理とかできそうです。
本当は棚を作り替えたいのですが、もう今からでは資材の手配が間に合わないかな・・・
どちらにしても、出かけず自宅でじっとしておく、これが今求められる事ですので、私もそれに習っておとなしくハウスでよい子にしておくことにしましょう。
バルトさん、いつも有り難うございます。
船山産の夢の実生苗、うちにも去年来ました。
採取者の方からの話しを聞き、あまり胡麻斑が棚に無いので綺麗だったので棚入させたのですが、あれほど見事だった丸葉が今年は柄が派手になり過ぎて引きつった歪な細葉になってしまったんです。
先日、バルトさんに見て貰ったあの画像の個体です。
確かに、かなり大きくなって姿は立派ですが今年の姿は斑は綺麗ですが、葉の形が残念です。
来季、どんな姿を見せてくれるのでしょうか…?
銀さん
こんばんは。
あー、先日見せてもらった写真は、これだったんですね~
ゴマ斑で柄のキツいものは時々なる現象です。
うちのゴマでも残雪錦とかなりやすいですね。
もちろん、栽培上の何かが影響している可能性もありますが、うちでは翌年普通に戻ったりしていますので、気にしていません。
銀さんの個体もまた来年以降に変化すると思いますよ。