サボりにサボって一年あまり・・・

皆さん、すっかりご無沙汰となってしまいまして、申し訳ありません。

超久しぶりのブログとなりました。
前回の表題が、サボりにサボって一ヶ月・・・でした。
一年もサボるって、ありえんだろう!って声が聞こえてきそうですが・・・。

ただの言い訳にしかなりませんが、とにかく仕事が多忙で趣味に割ける時間と体力的余裕がありません。
写真も昨年はほとんど撮影できてないですね・・・。
撮影にはそれ相応の時間と体力を必要としますし、写真を確認修正して苦手なIT分野に取り組むことは、私にとって結構な労力でもあります。
得意な方や優秀な方はサラッとやってのけるようなレベルのことでしょうけどね・・・。

私自身の事情もありますけど、ここ2年くらいは作もあまり芳しくありません。
以前の写真を超える状態でなければ、新たに写真を撮る意味も薄れてしまいます。
もちろん、毎年の記録と思ってまめに写真を残すことは良いとこです。
しかし、余裕があればそうするに越したことはないと思いますが、現実にはぼちぼちしかできない状況です。

そんなことで、すっかり更新がおろそかになったことをお許し頂けたらと思います。
「楽しみにしてるので時々見るんだけど、最近更新されてないね・・・。待ってますよ。」って励ましのお声も複数の方から頂きました。

ということで、仕事が楽になったどころかますます忙しい状況ですが、こちらも頑張っていこうと思います。


さて、お詫びの前置きが長くなってしまいました。
うちの棚の状況は驚くような出来ではありません。
お目にかけるのが恥ずかしいレベルです・・・。
そうは言いながらもこの連休にはそこそこの数の写真を撮りました。まあ、写真を撮らなきゃ始まりませんからね。
ホームページの方へのアップも予定しておりますが、その辺はまた後日になります。
個別の個体紹介もぜひそれに合わせてブログで紹介していこうと思います。

うちの棚の雰囲気をざっくり紹介します。

小さなものを集めてる棚です。
見栄えのする大きなものを並べるのはもちろん楽しいですけど、個人的には苗を大きくするのは好きですね。
大きく育って柄も上がってくるのではないか?って期待を持てますもんね。
もちろん、小さなうちから素質を感じる苗が面白いのは言うまでもありません。

やはりゴマ斑は良いですね~
一際輝いています。
ちなみに、写っているのは祖谷の満月です。
手前に写っている飯田柄はちょっと葉が傷んでしまいました・・・。
派手な黄斑にも同じような現象がおこりやすいですね。
このレベルで葉緑素がない部分は、株の弱めてしまう消耗部でもあります。ですので、植物も物やその癖によって差はあるものの、一つの自己防衛でもあるのかもしれません。

ゴマ斑の系統は、小島峠という呼称でひっくるめて扱われていることが多いです。
小島峠って名前がつけば、昔は高額で取引されていました。
しかし、実際には山で発見されたゴマ斑は確認されている物だけでも数十種類はあり、よくわからない物まで含めると優に100は超える数があります。
そうしたゴマ斑は玉石混交で、素晴らしい物から駄物まで様々な個体が存在します。
最近は増殖もある程度進んで、手に入りやすくなって値段も落ち着いています。
もし、今からぜひ斑入りヤマシャクヤクを集めてみようって思われる方は、ゴマ斑から始めることをお薦めしたいですね。

ここには白斑を主に置いています。
置き位置に特にこだわりがあるわけじゃないんですけど、いったん置いたらあちこち動かすのは好きではありません。
左下に写っているのは、白三光斑の流星と呼ばれる個体です。
年々芸が進んできており、少し危なっかしいですね・・・。
こうした白斑が進みすぎて一枝全部が真っ白になってしまう時、私は思いきって白斑の枝を根元から芽出しの時期に摘んでしまいます。
でないと、やはり株を弱らせてしまいますね。
写真右に写っている天寿は、3本の芽のうち2本が幽霊葉となったため、一番大きかった芽も思い切って根元から切っています。
そうした個体は今年の写真撮影もさすがにお休みですね。

うちの棚で最も派手なエリアです。
言うまでもなく魅力いっぱいですが、やはりこうした派手な物しか棚になければ、面白味は薄れてしまうような気がします。
いろいろ渋い芸の個体もあってこそ、一層輝きを放つように感じます。

写真の真ん中付近にあるのが白寿ですね。
白寿は小型のヤマシャクヤクですが、やはり存在感は抜群です。
また白寿の良いところは、年によっては真っ青になったりする点です。
芸が進みあげて真っ白安定だと翌年作落ちしますし、場合によっては枯れてしまうこともあります。
白寿や西祖谷産の白三光斑は作落ちすると、青葉になる傾向が強いようです。
しかし、これがセーフガードとなって株が枯れずにすむというわけです。特に白寿はこのセーフガードが強く、派手な翌年は真っ青にさえなることもあります。
しかし、体調が戻れば翌年は素晴らしい芸に戻ったりします。
本当に最高峰と呼ぶにふさわしい芸を楽しめますね。
実際、白寿を超える芸をすれば、普通は枯れてしまうでしょう。
貴重なヤマシャクヤクの一つだと思います。

朝焼けや利休錦も飽きの来ない鉄板名品と言えますね。
これらは西祖谷産白三光斑と違って、毎年安定の派手柄です。
それでも枯れないところがすごいと言えばそうですけど、実生してしまうとがっつり弱ってしまいます。
実生は慎重に考えながらしないと危険ですね。

ここは比較的小ぶりな個体を集めています。
はけ込み斑もピンからキリまで千差万別です。
黄斑と言えば最近はあまり皆さん欲しがらなくなりましたが、棚に並べるととても綺麗です。
しかも、はけ込み斑の系統は基本白くさえていく物が多く、夏には一転棚の主役級になってきます。
私は地味すぎない切れの良い萌黄のはけ込み斑も気に入っていて、いくつか手放さずに棚に並べています。
じっくり見ると侘び寂びがあって、本当に綺麗です。
萌黄の散り斑も、斑に切れのある個体は素晴らしい魅力を放ちます。
実物を見ればその美しさはまるで現代アートのように見えます。

下に写っているのは左が酔美人、右は白霊峰ですね。
酔美人も個体によってはこんなに素晴らしい芸をしてくれる個体も出てくるんですよ。
実生苗は2年目以降数年は地味になりやすい傾向がありますが、辛抱強く作り込んでいると、写真の個体のように棚の主役級になる物も出てきます。
右の白霊峰は実生個体ですが、ちょっと芸が進みすぎて危険な状況ですね・・・。
ちょっと来年は作落ちするかもしれませんね・・・。

このエリアで特筆したいのは、真ん中下にあるゴマ斑です。
この個体は、数々のゴマ斑を山で採取された方が十数年以上前から大事に残されたいる個体の割子です。
柄も素晴らしいですが、そうした個体のラベル的価値を私は非常に重要視しています。
ただ派手なら良いとか綺麗なら良いというのも大事な一面ではありますが、そうではない見えない部分の価値もこだわると、思い入れは一層深まります。

今のところ、うちの棚はざっくりこんな感じですね。
連休中に撮影した写真は1500枚前後、その中からセレクトした画像を少しずつホームページにアップしていく予定です。
多忙なのでのんびりしかできませんが、サボらずにブログでも紹介していく予定ですので、時々のぞいて頂けたらと思います。

また、皆さんの栽培の一助になるような栽培面での基本的なノウハウも少しずつにはなりますが、紹介していけたらと意気込んでいますので、よろしくお願いします。

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