梅雨入りして最高気温が25度前後となり、ヤマシャクヤクにとって最も重要な光合成が最大速度になるのがこの時期です。
今この時期の管理こそが、来年の出来を左右すると、いつも感じています。
さて、ヤマシャクヤクの生理現象が最大速度になる大事なこの時期、皮肉なことに病原菌の活動も最大速度になります。
そう、お悩みの方も多くおられるでしょうし、私も年によっては悩みの種であるシャクヤクうどんこ病が多発してきます。
うどんこ病という名前ですが、私はあれは葉カビの一種だと思うんですけどね・・・。
今年は、先日も書いたようにバシルスやキトサン系用いるようになったおかげか、まだ一度も消毒していませんがカビ病は出ていません。
効果があるように感じます。
まあアンパンマンの宿敵かびるんるんは、これから出るのかもしれません。
でも、いったん出てしまうと、そうした予防系の対策ではうどんこ病に対抗できなくなってしまいます。
では、どう対策すれば良いのでしょうか?
私は農業系のプロではありませんしさほど詳しくもありませんが、私が考えている範囲で紹介しますね。
あくまでこの記事は参考程度にして頂き、詳しくはご自身でもお調べ下さい。
①.シャクヤクうどんこ病ってなんぞや?
うどんこ病はカビ病の一種です。
うどんこ病は宿主によって菌の種類が異なり、ヤマシャクヤクに発生するうどんこ病は、芍薬類にオリジナルな菌になります。
私は長らくヤマシャクヤクに発生するうどんこ病は、棚の上で鉢植えで栽培するという環境が原因だとずっと思っていました。
ところが、実際には四国の山で自生するものにも普通に発病するようです。
もうこの時期くらいから一部の自生地では、すっかり真っ白になってるとか・・・。
そうなるとうどんこ病自体は元々ヤマシャクヤクには付き物とも言えますし、防除も簡単な話ではなさそうです。
また、自然界で真っ白になるほど罹患しているなら、うどんこ病自体は株を枯らしてしまうような恐ろしい病気ではなさそうです。
実際のところ私自身栽培していて、うどんこ病で株が枯れてしまった経験はありません。
まあ、消毒も何もせず放置すれば、かなりの作落ちはあるかもしれませんけどね・・・。
もちろん、油断は禁物です。
山だからうどんこ病になっても環境免疫力でダメージが軽減されているだけかもしれません。
鉢に突っ込んで棚に並べておいる環境では、脅威となるやもしれません。
九州の山でもヤマシャクヤクは菌核病を普通に保持しています。
山で枯れ果てるほどの脅威にはなっていませんが、これを棚に持ち込んでしまうと、下手をすれば全滅してしまうほどの威力があります。
では、どのようにうどんこ病と対峙していけば良いのでしょうか?
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