斑入りヤマシャクヤクの魅力は芽出し時期からすでに始まっているのだ。~プロローグ~

昨日県北では雪が降ったり、今日は天気雨が降ったり大気の不安定な広島です。

 

って、大気が不安定なのは、全国的にですかね・・・。

 

 

 

芽出しはこの1週間でグンと進みました。

しかし、私の昨年の作は本当に今ひとつです・・・。

 

交配に使いたかった花物の蕾がない鉢がいくつもあったりで、情けない話です・・・。

冨田紅も火の国も花が付いておらず、使えません・・・。笑い泣き

 

柄物でもない個体の花が飛ぶなど、ちょっといけませんね。

 

 

まああれこれ悩んでも仕方がないので、基本のセルフかある物を使ってやるしかないです。

 

 

 

さて、今回は表題の通りです。

後暗みだの後冴えだの・・・は、よほど極端でない限り、別に少々構いません。

 

とにかく今綺麗なものを今楽しむ・・・。

 

まずはそれでしょう。

 

私には簡単なことではありますが、展示会とか参加される方は色々時期の調整とか単純じゃないんでしょうね・・・。

 

 

まあ、見てみて下さい。

 

芽出しのヤマシャクヤクはよーく見るととても綺麗です。

 

今回、写真をたくさん撮りましたので、脈絡もなくダラダラと載せていきます。

量が多いので、投稿をいくつかに分けますね。

 

今回は写真も大サイズでアップします。

 

 

今日の棚の様子です。

 

2週間前が嘘のようにカラフルになってきました。

 

 

もう関連づけもメンドクサイので、撮った順にザクザク載せていきます。

 

 

桜 萌黄散り斑 西祖谷産

 

この個体は知人の採り子さんから2年前に譲って頂いた個体です。

 

昨年は真っ青でしたので、植え替えもせずすっかり苔むしちゃってます・・・。

しかし、今年になって出てきました~^^

 

萌黄ですかね?

 

 

桜 黄はけ込み斑 東祖谷産

これは私が昨年山を歩いた際に見つけた個体です。

 

萌黄のような掃け込みのような柄がうっすらと見えています。

ちょっと出世は見込めそうにありませんが、自分で初めて見つけたものなので、何とも愛着がわきますね。

 

 

 

桜 東祖谷産 黄散り斑

こちらは購入した山出し個体ですね。

 

たぶん掃け込みだと思うのですが、散り斑のようにも見えます。

どのように変化するか作り込んでみようと思います。

 

 

 

桜 白三光覆輪斑の斑抜け  紀州産

もう何年も前のことですが、購入時は綺麗な白三光覆輪斑でした。

 

しかし、今はご覧の通りです。

白三光覆輪斑は安定しないことがよくあります。

 

この個体も葉の形が不安定だったり、その片鱗をわずかに感じるため、なかなか捨てられません・・・。

 

まあ、斑はともかく、芽出しの色が綺麗だったので、写真を撮ってみました。

 

 

 

桜 青軸

青軸と名が付く物の中には、軸にわずかに濁りがあったり、めしべの蕊柱は真っ白ながら花の雄しべの付け根に紅が入ったり、完全な素心個体は意外にありません。

 

雄しべの付け根・蕊柱・不稔性の種子の3つ全てが真っ白なら、素心と呼んでも良いかもしれません。

 

この個体は軸に濁りはありませんが、さてどうでしょう??

 

 

桜 黄掃け込み斑

この個体のように芽出しからある程度柄が出て黄で上がってくるような個体は見た目も美しく、価値があります。

 

掃け込み斑は、散り斑などに比べて値段も安価ですが、そのほとんどが後冴えで夏には綺麗な姿を楽しめることから、値段以上の価値がある個体はたくさんありそうです。

 

実際、この個体も綺麗でしょ?

 

 

ちょっと撮影順から脱線しますが、ちょっと掃け込み繋がりで・・・

 

 

桜 黄白掃け込み斑 (確か滋賀県産)

産地がラベルに何て書いてあるか、忘れちゃいました・・・。

 

とりあえず、綺麗ですよね~。

夏に向けて白く冴えていきます。

 

でも、このように綺麗な掃け込みは意外に数がありません。

 

 

桜 黄白掃け込み斑

この個体も夏には真っ白に冴えるタイプの個体です。

 

掃け込み斑の欠点は、冴えていく過程で斑が強すぎる部分が枯れ込んでしまう点です。

この個体もあまり柄が強いと、枯れ込みを生じます。

 

今年はどうでしょうね・・・?

 

 

 

桜 黄散り斑

銘品の白雲によく似た個体です。

斑っぽく見えませんが、とりあえず綺麗ですね。

 

でもよく見ると・・・

よーく見ると、全面に柄が入ってるのがよく判ります。

 

近くで拡大してみると、何とも綺麗ですね。

 

 

 

桜 萌黄散り斑

萌黄の個体の中では、割と芽出しの色が明るいタイプです。

一見見えにくいですが、拡大してみると柄があるのが分かりますね。

 

 

 

ちなみに・・・

 

 

桜 三顧の礼 萌黄散り斑

 

大変明るい色で、芽出しからとても綺麗ですよね~。

ここまで芽出しから明るい柄が冴えている萌黄は、ほとんどないですね。

 

 

 

桜 萌黄散り斑

これはこれで渋いですが綺麗な芽出しですよね。

萌黄散り斑はこのような芽出しの色が多いです。

 

 

上記3個体とも、夏には綺麗な萌黄散り斑となり、涼しげな姿を楽しむことができます。

でも、芽出しには大きな違いがあり、その辺が銘の有無にも繋がってますね。

 

 

 

桜 白散り斑

 

 

3個体とも同じ物で、株分けした個体です。

産地は不詳ですが、たぶん九州ではないかと思います。

 

暗まない柄と大きくなる性質は秀逸で、実生でも柄が遺伝するようです。

まだ割合や程度は未確認ですが、少しずつ分かってくるでしょう。

 

 

さて、眠くなってきたので、続きはまた・・・。

 

 

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