久しぶりの雨

寒波が一段落して、久しぶりの雨となった広島です。

 
 
私はあれこれ新しいことを試したくてしょうがないので、この時期は棚まわりの改修に加えて新たな機器の設置もボチボチやっています。
 
日曜日は雨の中、ハウス入り口の屋根を作り始めましたが、予報より早く雨に降られて思ったより進まず・・・。
びしょ濡れの作業は、この時期ちょっとつらいですね。
 
 
さて、棚の様子は・・・
 
 
固い芽以外、何もありません。
 
関東ではもう芽が動き始めた御棚もあるみたいですね。
 
うちの芽はまだまだカッチカチです・・・。
 
と言うことで、まだかた~い芽の写真を何枚か・・・。
芽を見て喜んでいるんですから、私もマニアというかアホですよね~。
少々自分が滑稽に思えます。
 
しかもこの芽ネタは毎年書いてるような・・・?
 
端から見れば、何が面白いのか理解できないでしょうね。
 
アメニモマケズ
ソンナツメタイシセンニモマケズ・・・
 
 
 
ちょっと珍しい愛媛県産のゴマ斑です。
愛媛県にもあるみたいですね。うちに2~3種類ほどあると思います。
 
アントシアニンがとても濃いですね。
この個体は無銘原種の割り子ですが、今年初花なのでちょっと楽しみです。
 
余談ですが、実は今年はアントシアニンに少し注目して栽培してみたいと考えています。
 
 
今度は逆に色の薄いものも・・・
 
朝焼けの原種です。
朝焼けの芽はちょっと明るい桃色をしています。
 
実生も同じような色ですね。
いつも記事に書いている実生の良斑個体、確か2011年の実生だったような・・・?
やっとここまで大きくなってきました。
 
青葉個体で順調に育てば、もう4本立ちで花が付いていても不思議ない年月です。
 
来年は上手くいけば花が見られるかもしれません。
 
 
これも朝焼けです。
 
元々持っていた個体ではなく、最初の個体を入手後、何年か後に買った個体です。
若干雰囲気が違う気がするんですよね・・・。
 
朝焼けは実生で子供に柄が出にくい特徴がありますが、聞いた話だと実生で子供に柄が出る朝焼けもあるとか・・・。
もしかすると同名異種なんでしょうか??
でも、この朝焼けも元から持っている朝焼けも芽出し時期は全く同じですし、柄もほぼ変わりません。でも、何か少し違うんですよ。
 
難しいですね・・・。
 
とは言え、このラベルで購入した以上、銘を勝手に変えることはできませんので、区別しながら管理していこうと思っています。
どちらも素晴らしい斑入りなので、お気に入りです。
 
こちらの個体に関しては、今年実生をしてみようと思います。
 
 
 
 
 
こちらは徳島県産の白散り斑「つるぎ白嶺」の原種割り子です。
この個体も芽の色は薄めですね。
今年、うちの棚での初花が拝めそうです。
 
名前が「つるぎ白嶺」なのか「剣白嶺」なのかがちょっとハッキリ判らないので、近々確認しなきゃいけません・・・。
 
つるぎ白嶺は実生で派手な子供が出ます。
性質的には少し飯田柄などに似てるのかもしれませんね。
 
実生は来年以降か、今年やるか、悩みますね。
 
 
 
 
これは徳島県産の萌黄散り斑の月光という個体です。
えらく芽が伸び出しちゃってますね・・・。
同じ環境で栽培していても、個体によってホント様々な表情を見せてくれます。
 
こういう個体は芽出しが早いことが多い気がしますが、実際どうなんでしょう?気のせいですかね?
 
 
 
 
残雪錦です。
後冴えのゴマ斑です。
 
昨年実生をお休みしたので、充実した良い芽をしています。今年は実生が出来そうですね。
やはり実生はやっても2年に1回くらいが理想です。
 
残雪錦は小さな苗の間は割と砂子斑のようなかんじでいることが多いですが、親株になると派手になってきます。
 
 
 
白寿も良い感じの芽が出てきています。
今年も実生出来そうな感じですね。
 
柄の強い白寿も同じ株を連続して実生しません。
昨年は別な個体で実生したので、今年はこの個体で実生予定です。
 
 
 
 
流星群です。
後冴えの素晴らしいゴマ斑です。
 
花が来そうな感じですね。
流星群はクロスで実生したところ、どうも柄が出ないような感じがします。
 
今年はセルフで柄が出るかやってみたいです。
 
 
 
 
ちょっと見た感じ普通の芽ばかりじゃつまらないですね。
芽が変わってるものもいくつかあります。
 
これは黄はけ込みです。
この個体は少し変わっています。
ちょっと判りにくいかもしれませんが、芽の最初の苞が緑色ながら、出てきた内側の苞は濁っています。
 
しかも、この個体の花が面白くて、普通おしべの付け根には赤い紅が乗りますが、この個体はそれがなく花の底が純白で綺麗なんです。
ありそうでなかなかありません。
スッキリして綺麗でしょ?このタイプの花を「底白」と呼んで区別しています。
 
ちなみに、葯が白くなる花粉を出さない個体とは、別物です。
 
昨年たまたまだったという可能性もあるので、今年も花が来そうな感じですから、確認しようと思います。
 
 
 
夢三彩の実生から出たと言われている個体です。
強い黄散り掃け込み斑で他にあまり似たものがない感じです。
 
基本的に、芽を取り囲んでいる苞に斑は出ません。
しかし、覆輪系には出ることが多くあります。
この個体は覆輪ではありませんが、苞に特徴がありますね。
 
将来的に覆輪に変化することもあるかもしれません。
 
 
 
こちらは熊本産の白三光覆輪です。
苞にも白い覆輪が入ってますでしょ?
 
この感じは白三光覆輪斑の芽がみせるまさしくその特徴です。
 
 
 
こちらは徳島県産の萌黄大覆輪です。
これも苞に特徴がありますね。
 
大覆輪はいくつかありますが、いずれも栽培が難しく、なかなか大きくならないのが難点です。
この個体も毎年芸が安定していますし、採集者の方と私の所にしかない個体なので、広まる前に採集者の方に相談して銘を付けるべきですね。
 
 
覆輪系は全て芽に特徴ありかというと、そうでもありません。
例えば、同じ萌黄大覆輪の大日輪などは、苞にあまり大きな特徴がありません。
また、苞に特徴があっても、普通の真っ青な個体も見かけることもあります。
 
よく判りませんね・・・。
まあ、参考程度と言うことで。
 
 
 
最後に実生苗も・・・
 
 
この二つはいずれも赤とんぼの発芽種子です。
上の写真は父親が冨田紅という白花ヤマシャクヤクの紅覆輪咲きを使っています。
下の写真はセルフですね。
 
少し判りにくいかもしれませんが、上の個体の方が赤味が少し強い気がします。
実際、実生苗では紅覆輪咲きなどは、アントシアニンが強く、新芽も赤味が強い個体が多いです。
ということは、交配した苗がうまく斑入りになれば、開花時に紅絞りが咲くこともちょっと期待できるかもしれませんよね?
 
やはり交配も一つの楽しみとして取り組んでいかなきゃいけません。
 
 
ただ、交配すると子供が全部青葉になってしまう場合もそうでない場合もあり、交配に関しては悪戦苦闘です。
まだよく判りません・・・。
セルフでなく交配をした場合に、母木によって斑の遺伝するしないがある感じがします。
 
斑の種類かな?とも思ったりしたのですが、例えば同じゴマ斑の系統でも双方あります。
 
ということは、母木として交配に使えそうな斑入り個体を調べて、親木を揃えていかなきゃいけませんね・・・。
今はその辺りを調査中です。
 
まあそのおかげで、セルフしておけば今頃宝の山だったかもしれない苗たちも、斑のかけらもない真っ青な苗の軍団になってしまっています。
 
トホホ・・・ですね。

 

場所も時間もいくらでもあるなら、大して苦でもないのですが、そうではないところが辛いとこです。
 
栽培の極みも目指さなきゃいけませんが、実生の極みも取り組んでいかなきゃいけませんし、ここはグッと我慢の子です。(笑)
 
 
 
ヤマシャクヤクに惚れ込んではいない方々にはご理解頂けないでしょうけど、春が待ち遠しいマニアにとっては、まだ膨らみもしていない固い芽を見ながら春の素晴らしい姿に夢と期待を膨らますことも、楽しみの一つなんですよ。
 
いえ、もしかすると柄の結果が分かるまでのこの時期こそが最も楽しいひとときなのかもしれません。
 
山の芽吹きのツンとした香りのする待ちに待った春が来て、柄の結果がハッキリしてしまえば、喜びもあるでしょうけど現実の厳しさも受け入れなきゃなりません。
 
クジも当たり外れが分かるまでが、夢見る楽しい時間ですよね。
 
 
あと1ヶ月もすれば芽出しの時期ですね。
 
悲喜交々の春まであと少しです。
 
 
 
 

コメント

  • コメント (8)

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  1. SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは!
    私は、北東北在住ですが、うちのヤマシャクヤクはまだまだ雪の下で春を待っています。
    例年でも、3月にならないと芽が動かないのでまだまだ先の話です。
    関東の方は、もう葉が展開しているようですので、ヤマシャクヤクにとっては何方が良い環境なのでしょうか?
    夏越しは、楽ですけど…⁇

    • 2017年 1月 31日

    SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは。
    私も今日芽を見てニヤニヤしてましたよ(笑)
    イマイチなのもありますが 今年初花が咲きそうな 期待の子もいて
    楽しいですよね。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >銀さん
    こんばんは。
    うちの棚も昨年一番動きの早い朝焼けでも、3月に入ってから動き始めました。
    ヤマシャクヤクにとってどこが良い環境か?それは、自生している山と同じ環境です。
    夏は当然涼しい方が育ちは良いですから、暑い地域より涼しい北東北が理想的と思いますよ。
    うちは真夏は35度を超える地域で、夜も熱帯夜ですから、銀さんの涼しい環境がうらやましいです。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >海さん
    あら~、それは海さんもマニアの域に入ってるかもしれませんね。(笑)
    ワクワクしますよね~。あと1ヶ月、芽出しが待ち遠しいです^^

    • きょうみ
    • 2017年 2月 02日

    SECRET: 0
    PASS:
    風邪など引かれませんでしたでしょうか・・?
    「芽」が 斑の入り方で こんなに 個性があること 
    とてもおもしろいですね~。
    初めて鉢といっしょに日々を過ごすことで 
    ブログから「ヤマシャクヤク」 の魅力が
    とてもダイレクトに伝わります!
    なので 何度もブログ内サーフィンをしたくなります笑。
    「底白」の花が美しすぎる! 
    で・・今度はHPサーフィンに移ります~笑。
    そして一番の印象が バルトさんの鉢の土がとてもおいしそうだ と
    言うことです。いろんなことが違う・・・。ん~奥深いです。。。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >バルトさん
    夏越しの厳しい環境で、これだけ素晴らしいヤマシャクヤクを育てているのは、本当に凄いと思います。
    大切に育てていることが、言葉が無くても写真から伝えってきます!
    私も、数は少ないですが、今年は黄聖錦に代表される様な白三光斑を入手したいと思っています。
    オークション、楽しみにしていますので、白三光斑をお願いしますm(__)m

  5. SECRET: 0
    PASS:
    >きょうみさん
    ご心配頂き、ありがとうございます!大丈夫ですよ~^^
    好きで栽培されれば、芽を見ていてもそれなりに楽しみがあることがお分かり頂けるかもしれません。
    確かに用土の雰囲気って、ありますよね。肥料でほどよく緑色になってる時は、良く育つような気がしますけど、気分的な物ですよね。
    肥料や水加減は、追求すれば難しいです。

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >銀さん
    そうですね、暑い地域では栽培環境をとにかく涼しくすることを一番に考えて設計したいですね。
    もちろん、大切にしていますが、大切だけじゃうまくいかなくて、いつも悪戦苦闘ですよ。
    今年のオークションに何が出品できるか、未だ判りませんが、白寿や白三光斑系の実生苗など出せたらなぁ・・・とは思っています。
    出品することがありましたら、ご検討頂けたら嬉しいです。

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