新しい取り組み

とんでもない暑さの広島です。

 

 

とにかく暑いです。

 

連日の35度超え・・・

 

 

ヤマシャクヤクも少々お疲れの様子ですね。

 

 

 

やはり今年も写真撮影もブログの更新もサボっちゃいました・・・。

どうしても葉痛みが出てくると、写真撮る意欲が薄れちゃうんですよね~。

 

写真ネタが無くなると、自ずとブログの更新もサボりがちになってしまうわけです。

 

仕事やあれこれ忙しいのも理由なんですけどね・・・。

 

 

 

さて、言い訳はさておき、まずは棚の最近の様子を少々。

 

 

 

こんな感じです。

 

この時期になってくると、葉の傷んだ個体もちらほら出てきます。

すっかり葉が枯れ込んだ物も数鉢ありますね。

 

中には根まで死んでる個体もあるかもしれませんが、もう根も葉も腐っている個体は助かりません。

ただ、普通に管理していれば、そうそうそのような個体はたくさんは出てきませんけどね。

 

 

 

この時期は斑も大抵の個体で暗んでいます。

この時期暗んでいないのは、白三光斑・はけ込み辺りでしょうかね。

 

 

そんな中でも、白霊峰は別格の様相をしています。

 

・白霊峰  滋賀県産

 

 

芽出しも鮮やかですが、この時期になっても全く暗みません。

本当に素晴らしい白斑ですね。

ここまでのレベルの白斑はほとんど無く、今の時期で見れば黄聖錦などよりはるかに綺麗です。

黄聖錦も暗みませんけどね・・・。

 

 

 

別の新しい個体の写真も・・・。

 

・紅花ヤマシャクヤク  白散り斑 広島県産

 

 

よくある四国産とは全く別物で、非常に鮮やかな白斑個体です。

 

私は紅花ヤマシャクヤクの栽培が苦手なので、うまく育てられるか・・・??

 

昨年、苦手の紅花はすべて手放して撤退していましたが、斑があまりにも素晴らしかったために、つい知人にお願いしてしまいました・・・。

産地も同じ広島県だし、何とか育つかなぁ・・・?と期待して、頑張ります。

 

 

 

他にも暗まない・・・をテーマに見れば、暗まない極黄もこの時期まで健在です。

 

 

単体で見るとメリハリがないように見えますが、棚に並べていると何とも眩しく綺麗です。

私はこういう個体も好きですね~。

 

こうした全く暗まない極黄はあまり強健ではないこともあって増殖しにくく、個体数は非常に少なめです。

 

この手の極黄は偽物も多く、ちゃんとした個体は意外に手に入りません。

なにで、私は見かければ買うようにしています。

 

 

1.新しい取り組み

 

さて、今回の本題は、「新しい取り組み」です。

栽培についての新しい取り組みですね。

 

私は栽培を始めてまだ10年経ちません。

毎年試行錯誤ばかりで、いつまで経っても栽培の極みにはほど遠い感じです。

それどころかここ数年はあれこれ試しすぎて、数年前より出来がむしろ悪いような気もします・・・。(汗)

 

 

 

今回取り組んだテーマは、春先に効かせていた窒素分をいかに減少させて、体内でタンパク質や養分に変えさせるか・・・ということです。

 

 

与えている肥料はあくまで成長させるための原料でしかありません。

吸収された肥料分などは、光合成やタンパク質合成回路などを経てデンプンやタンパク質へと変化していきます。

 

肥料分がどのような役割でどのように変化していくのかという点は奥が深く長くなりますので、ここでは割愛させていただきますね。

 

 

今年のテーマとして、「窒素分を効かせば葉や茎は大きくはなるものの、果たしてそれが来年の作上がりにつながっているのか?」ということを追求したいわけです。

 

窒素を効かせすぎても、病気などの原因となるだけで、一定以上はかえってマイナス要因となります。

やはり養分へと変化させるには、窒素分(N)だけではなく、炭素分(C)もそれに応じた量が必要になってくるはずです。

植物体内のC/N比がうまくバランス取れてないと、うまく育たないと思うんですよね。

 

欲張って窒素たっぷりの肥料をガンガン与えても、Nが多くなるばかりで、C/N比はバランスが悪くなる一方です。

そうなると、結局窒素分が体内に溜まるようになり、病気の発生が増えたりします。

 

そこで、それを改善するには、炭素分Cをさらに増やすか、窒素分を減らすかのどちらかになります。

 

手っ取り早いのは、窒素分を減らす=つまり肥料を控えめにすると言うことでしょうね。

 

低肥料にすれば、丈夫に育ち枯れにくいというのは、このためだと思います。

 

 

しかし、減らしてばかりでは、来年の養分も減ってしまい、爆発的な作上がりが期待できないようにも感じます。

 

 

そこで、窒素分Nを減らすのではなく、炭素分Cを増やそう!と言うのが私の今年の新しい取り組みということです。

 

 

 

2.いかにして炭素を取り込ませるか?

 

Cを増やすにはいくつかやり方はあると思いますが、大まかに考えて・・・

・CO2を増やす

・特殊な肥料分でCを取り込ませる

の2点かと思います。

 

 

肥料分でCを増やすやり方には、少し難しい側面もあります。

例えば、手っ取り早いやり方は、ブドウ糖などで炭素分を与える方法です。

しかし、ブドウ糖は病原菌にとっても養分となるため、やり方や時期を間違えば、てきめん病気を呼び込む結果になる可能性が高いです。

 

なので、私はブドウ糖は使ったことがありません。

 

そこで、唯一目を付けて使用しているのが、「アミノ酢糖」という商品です。

このアミノ酢糖はカビを寄せ付けにくいようですし、表皮のワックスを強化したり、根の発根を促す作用もあります。

 

私は数年前からずっと使用しています。

 

ただ、私が思うには、この商品だけでは劇的にCを増加させるには至らないのではないかと思っています。

与えると言っても量的に限界もありますしね・・・。

 

あくまで液肥に色付けするための補助的に使っている程度です。

 

 

 

そこで、肥料系で炭素を補給するのではなく、二酸化炭素濃度を上げて炭素を取り込ませてみよう!となったわけです。

実際、果樹のハウス栽培では試験がなされて、良い結果も出ているようです。

何より、アクアリウムで水草を栽培されている方々の間では、CO2の強制添加は当たり前の事です。

 

オランダなどのヨーロッパでは、トマトのハウス栽培に積極的に採用されており、先進栽培ではすでに標準と言えるかもしれません。

 

 

3.そこで、やってみました。(笑)

 

 

やり方としては、ボンベを使ってCO2を供給する方法と、CO2を徐放する薬剤をつるしておく方法のどちらかが簡単でしょう。

野菜のハウス栽培などの農業分野においては、灯油やガスを燃焼させて、その排ガスを利用するやり方もあります。

しかし、趣味のヤマシャクヤクではそこまでするのは現実的ではありません。

 

CO2は日中の光合成に必要なわけで、呼吸のみをする夜間は不要でもったいないので、タイマーで簡単にコントロールできるボンベ式を採用します。

アクアリウムでは逆に夜間のCO2添加はタブーです。効果どころか逆効果になるということは、常識ですね。

 

 

もちろん簡単と言っても、ボンベ式は1から器具類をそろえようとなると、ちょっと大変な話ではあります。

私は昔趣味でアクアリウムをしていた経歴があるため、器具類はその当時の物をそのまま流用です。

 

あと、ボンベや電気系統が濡れないような環境も必要ですね。

雨ざらしの屋外では使用できません。

 

 

 

システム自体は至って簡単。

 

まず、ボンベとレギュレーターですね。

 

CO2の緑ボンベです。

ビールサーバーに使うものですね。

直射日光などが当たらないような場所に設置します。あまりに高温になる場所は厳禁です。

 

レギュレーターと電磁弁をセットします。

電磁弁の電源にタイマーをつなげば、日光が当たる時間だけガスが出るようになります。

 

 

 

 

出たガスは、チューブでハウスの各所へ送り込み・・・

 

 

 

出口を普段回している扇風機の後ろに垂らして、撹拌させればOKです。

 

実際どのくらい出ているのかも測ってみました。

 

 

電源を入れてないので、実際の液晶画面は出ていませんが、この機械で簡単に測定できます。

 

 

気になる結果ですが、問題点がいくつかあり、あまり現実的ではないようです。

 

 

4.問題は・・・

 

1000ppmを目標とするも、ハウスを閉め切らないと濃度が上がりません。

ヤマシャクヤクが光合成を盛んにする時期は、気温も上がるため、ハウスを閉め切るということはできません。

 

そもそもの設定に無理があったようですね。(笑)

 

それでもしっかり出してやれば、800~900ppm位までは上がってきます。

大気の平均は400ppmですので、その倍になれば十分かと思います。

 

ただ、解放したハウス内で、ある一定以上のガス濃度を維持しようとすると、あっという間にボンベのガスがなくなってしまいます・・・。

 

2週間保ちません・・・(笑)

 

ちょっとコスパに問題有りですね。

 

 

現実的には徐放式の薬剤をつり下げる方かもしれません。

 

 

結論的には、失敗ですね。

 

結構費用かけた取り組みだったんですけどね~、残念。

 

 

まあ、やってみたから分かったこともあるわけで、全てが無駄ではありません。

私はそうした一見無駄なような事でも、知らない判らないことは何でも試してきた、ある意味チープな経験主義者でもあります。

 

たくさんの無駄や失敗の中に、極々少しの成功があるわけです。

 

なぜ経験主義か??

 

 

いつも言ってることですが、人に教えてもらったやり方が自分の棚に当てはまる場合もそうでない場合もあるからです。

 

もちろん、いわゆるエビデンス的な当たり前の事はどの場合でも同じだと思いますよ。

 

当たり前は確かに教わるのが一番です。

 

 

でもその先は自分で進んで行って、自ら発見してこそ醍醐味ではないですかね?

 

 

 

 

 

個体の写真を撮ることがないこの時期は栽培を中心に記事を書いていこうと思います。

 

皆さんの試行錯誤の手助けになれば幸いです。

 

 

&n
bsp;

 

コメント

  • コメント (2)

  • トラックバックは利用できません。

    • きょうみ
    • 2016年 9月 09日

    SECRET: 0
    PASS:
    ワクワクドキドキしながら読ませて頂きました。 写真付きなので 奮闘される姿が思い浮かび それもまた 臨場感が! いちばんソワソワしていたのは ヤマシャクヤクたちですかね笑?
    結果はどうであれ いろいろ疑問を持ち 探求するってすごいことです! 先日こんな記事がありました→http://feely.jp/51993/ 大発見のようです。
    これだって 小さな疑問から始まっていますから 未知って楽しいですね!

  1. SECRET: 0
    PASS:
    >きょうみさん
    そうですね~、未知の事に気がつくというのは、とても幸せな事だと思います。
    でも、失敗ばかりじゃダメですし、結果も出さなきゃいけない点は少々しんどいところかもしれませんね。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ブログ一覧

Copyrighted Image