一週間前の寒波が過ぎ去り、ここ数日は4月並の暖かさとなりました。
オークションでもちらほら斑入りヤマシャクヤクが出てき始めましたね~
結構大きくなっている個体もあるようです。
しかし、うちの棚はと言いますと・・・
むむ~、まだ全然伸びてきていません・・・。
今年は昨年に比べ3週間から1ヶ月ほど芽出しが遅くなっています。
昨年までは芽出し時期に直射日光を採っていましたが、今年は50%ほど遮光し、ハウスの温度が極端に上がらないようにしたことも影響しているかもしれませんけどね・・・。
とは言え、ここ数日の暖かさで一気に芽が動き始めた感じがします。
四国産の全面黄砂子斑 「黄金郷」 です。
この個体はうちの棚では芽出しが最も早い個体の一つです。
実生苗も同じく芽出しが早いですね。
ちなみに昨年はといいますと・・・
この写真は昨年の3月5日に撮影された物です。
かなり差がありますね。
朝焼けも芽出しが非常に早い部類になりますが、今年はまだこんな状態です。
朝焼けの昨年は・・・
全然違いますね・・・。
この個体は朝焼けで唯一得られた斑入りの実生苗です。
今年も総柄っぽいですね。
いつまで経っても大きくなりませんね・・・。
小さなうちから柄がきつい個体はこういうデメリットも持っています。
ちなみにこの朝焼けは2011年に種まきしていますから、5年生ということになります。
黄聖錦は1~2年目は柄が出ないこともあって、順調に育てば4年生で花が付きます。
しかし、今年は遅いスタートとなりました。
天候だけはどうしようもないですね。
ただ、よく考えてみれば昨年が異常に早かっただけで、これが普通のような気もします。
1月の末の投稿で早々と芽が出ていた実生苗が今どうなっているかと言いますと・・・
うーん、とても生育が良いと言える感じではないですね~
やはり芽出し後に氷点下の低温に何度も合わせるのは、良くないのかもしれません。
もちろん、この個体が元々調子が良くないために変な時期に芽を出した可能性もあるので、
この一鉢の様子を見て、「低温=悪」と決め込むことは出来ません。
何かの事象を調べるなら、調べる条件以外を全て同じにして比較実験を行い、有意差を得なければ本来は意味がありません。
ただ、以前にも書きましたが細胞の老化を考えれば、気温の上がらない時期に成長をスタートさせて途中低温による休みを挟むのは、有利ではないかもしれません。
あくまで仮説レベルでしかありませんが、芽が動き始めると細胞が老化するタイマーがスタートして、成長しようがしなかろうがある時期から細胞分裂を止めてしまうのではないか?と思うのです。
もちろん、成長が止まるスイッチは、芽出しからの時間では無く、一定以上の温度の可能性や累積温度の可能性もありますけどね。
さあ、遅いとは言ってもここのところの気温ですから、今週末の寒波の影響が無ければ来週頃からは本格的に芽出しの季節となりそうです。
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こちらも早いものは展開し出しました。
楽しい時期になりましたね。
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>海さん
斑入りヤマシャクヤクの楽しい時期になりましたね~
でもこの時期はガッカリする時期でもあり、一喜一憂です。
いろいろ柄が判ってくるのはあと2週間くらいですかね・・・
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作落ちもあり 芽が太らずやたら増えるのもありで これから4月頭までが
ヤマシャクヤク祭ですね。4月からはテンナンショウ祭りです(笑)
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>海さん
そうですね~、栽培で100点満点は難しいですよね。
私の棚も、柄も一喜一憂ですが、栽培も一喜一憂です。いつか栽培の極みを夢見て試行錯誤続けます。