春爛漫~白三光斑系~

朝から大雨の広島です。

久しぶりのまとまった雨のように思います。

基本、現在はハウスの中で栽培していますが、屋根無しの外で栽培していた頃、この時期しっかりとした雨が降ると、ヤマシャクヤクも何ともプリプリした感じになってました。

雨に当てると良く育つよ~ってベテランさんからアドバイス頂いたこともありました。
ヤマシャクヤクの根は乾燥に弱いですからね・・・。

さて、春爛漫の棚の様子、今回は白三光斑系についてです。

ブログの投稿をモタモタしてる間に、写真撮影から1週間位経ってしまいました・・・。
ちょっと前の写真になります。

・斑入りヤマシャクヤク 白三光斑 祖谷の太陽

昨年に続き少々地味目の柄です。
今年も実生がしたいので、ちょうど良い感じですね。

昨年も実生しましたが、株自体は非常に大きくなっています。

実生は本当に株の力を使うように感じます。
下手に小さな個体で実生してしまうと、回復するまでに数年を要してしまうこともあります。

上の写真は5日前の物ですが、ちょうど花も咲き始めました。

結構大きな花を付けます。
明日には開く感じですね。

別な割り子も開花しています。

こちらの個体は少し地味柄が続いています。

西祖谷産白三光斑は多弁になる傾向があります。
実際、この花も花弁は10枚付いています。

今年は実生で実験を行う予定です。

・斑入りヤマシャクヤク  白三光斑 白寿

まだ芽が動き始めてから日が浅く、現在猛烈な速度で成長中です。
現在は黄色味が強いですが、これから白く冴えていきます。
はけ込みっぽく出る年もあれば、細かい白ゴマ斑のような柄で出る年もあります。

白寿は未だ誰も実生したことがない品種でしたが、昨年四国でされたようです。

当方は今年初実生の予定です。

白寿は西祖谷産白三光斑の中でも他の個体に比べて特徴が一風変わっており、非常に興味深いです。
芸も派手な年には他の追随を許さないほどの魅力を放ちます。

しかし、実生苗もなく、生育が極めて緩慢なため、数もありません。

別な個体です。
こちらも花が3つ付いていましたが、取り除いてあります。
超貴重品のため、万が一に備えて予備株は作に専念します。

ちなみに、5日後の様子。

わずか5日でここまで大きくなっています。
白斑の色もぐんぐん白くなってきていますね。

これは別な割り子ですね。
四国へ里帰りする予定です。

こちらは小さな小さな小苗を大きくしてきたものです。
今年3作目でようやっとここまで来ましたが、なかなか大きくなってくれません。

しかも、今年は柄がかなり派手っぽいので、ちょっと大きくするのがまた難しい感じですね。
白寿に関しては、地味柄大歓迎です。

・斑入りヤマシャクヤク 白三光斑 赤とんぼ

西祖谷産白三光斑にはいろいろバリエーションがあります。
赤とんぼもその一つですが、白斑の部分に紅を差しやすい特徴があります。

また、一番大型化しやすい個体でもあります。

もちろん、作り方によって柄や大きさなどは変化しますけどね・・・。

黄聖錦に近いタイプのように思います。

・斑入りヤマシャクヤク 白三光斑 祖谷白龍

これもまた西祖谷産のバリーエーションの一つです。
祖谷白龍は祖谷の太陽や赤とんぼに比べ軸が赤くなる傾向が強いように思いますが、詳しくは判りません。

・斑入りヤマシャクヤク 白三光斑 西祖谷産 無銘

今年初花の個体ですが、この個体は詳細がよく判らない個体です。

祖谷産の白三光斑はまだ数が少なく貴重品ですね。
バリエーションがかなりの数有り、区別が付きにくい品種もありますが、採集された時には別個体であったことと採集者の方が見れば区別が付くような点があることから、採集者の方の棚ではそれぞれ分けて管理されています。

銘が入ったのは昨年の事ですので、それまではあまり区別されることなく広まっています。
これからは少しずつ銘の入った個体も広まってくるかもしれませんね。

・斑入りヤマシャクヤク 白三光斑口紅咲き  酔美人

今年は少し花の口紅が薄いですね。
とはいえ、良いヤマシャクヤクです。

四国産白三光斑系には珍しく、1年目に派手な柄が出ます。
その点は明らかに西祖谷産や黄聖錦とは性質が異なります。

別な実生苗です。
花は取り除いてあります。

・斑入りヤマシャクヤク 雪白三光源平斑 紀州産

斑自体は派手なのですが、出方が部分的なので全体的な派手感はありませんね。
とはいえ、ずっと冴え続ける白斑は綺麗です。

・斑入りヤマシャクヤク 雪白三光源平斑 流星 四国産

昨年は実生をしていますが、今年は花が来ませんでした。
うーん、柄も今年は地味ですね・・・。

力が付けば派手になるのか・・・?
ちょっと未だ判りません。

実生の1年生でも柄が出てきますが、半数以上が真っ白な幽霊です。(汗)
残りの9割が青、柄が上手く出るのはごく一部という結果となっています。
柄の出具合については、まだ何回か実生をしてみないと、詳しくは判りませんね。

もうこの記事も書き始めて数日経ってしまったので、この辺で終わりにして、次回は散り斑やその他の柄物を記事にしてみます。

 

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ブログ一覧

Copyrighted Image