連続投稿になります。
前回の投稿が書き途中で放置になってただけなんですけどね・・・。(汗)
今日は仕事で遠方へ行く予定でしたが、体調が良くなかったので、自宅でゆっくり。
少しだけ植え替えもしました。
さて、ヤマシャクヤクの殖やし方ですが、種まきと株分けがあります。
種まきはさほど記事にすることも無く、ただ種を採り蒔きするだけなので、今回は株分けについて紹介してみましょうか。
ヤマシャクヤクは根塊をもつ多年草なので、株分けで殖やすことができます。
では、写真も織り交ぜて、手順を書きましょうか。
下の写真は小島峠系統の割る前の様子です。
写真では判りにくいかもですが、5芽あります。
割り方はいろいろありますが、根の量に注意しながら割る位置を定めます。
また、割る面がなるべく小さくなることも大切です。
派手に切って切り口を大きくすると、翌年腐ってしまう原因になります。
私は、割った際の根のバランスや切り口の定めが難しいと感じた年にはその株は割らずに翌年にします。
無理して割った小さな株は、翌年の育ちも悪く、下手をすれば枯れてしまう可能性もあります。
割る際に使う刃物は、消毒済みのカッターや包丁を使うやり方が主流のようです。
私は余分に切らないようにするため、はさみを使っています。
で、これが割ったところです。
大元の根が大きすぎて邪魔なので、太い根の部分も分けています。
これを消毒薬に10分ほど浸けて消毒します。
切り口の処理にはいくつかあります。
・何もしない
・草木灰を塗布する
・墨汁を塗る
・木工用ボンドを塗る
・切り口癒合材を塗る
・ホルモン剤を塗る
どれが良いとか悪いとか、よく分かりません。
私は癒合材とホルモン剤をケースによって使い分けています。
まあ、好みですかね?
普通にホームセンターに売っているメジャーな2剤ですね。
ビーエー液剤なども使うことがありますが、液状なので切り口のみに作用させづらいため、あまり使っていません。
ホルモン剤は下手に使うと後で成長障害が出る可能性もあるため、私は使用は限定的にしています。
万田酵素なども宣伝では良く出来るようですが、なんとなく反動が怖いので、使ったことがありません。
大根とか一年草に使うのなら、賛成なんですけどね。。。
高価な多年草の斑入りヤマシャクヤクに使う勇気がありません。
話を戻します。、
消毒液に浸けたあと、傷口の処理をします。
トップジンMペーストを塗ったところです。
私はこれに用土の微塵を振りかけます。
この状態でしばらく置いてから植え付けます。
根だけの部分にはルートンを使います。
塗ったらしばらく置いて、植え付けたら終わりです。
いずれの薬剤も植え付け後しこたま灌水するので、流れて無くなっているかもですが・・・。
癒合剤は翌年の植え替えの時に膜状に残っているので、それなりの効果はありそうに感じます。
株分けであまり枯れたことがないので、詳しくはわかりません。
私は無理に割らないので、なれないうちはあまり小分けにしないことが良いのかもしれませんね。
株分けした後の管理は、特段変化はつけません。
水やりも他のものと同じように表面が乾けば水やりしますし、施肥も普通に行っています。
さて、話は変わりますが、植え替えもぼちぼち進んでいます。
まだ半分にはとうてい届かない進捗率なので、頑張らないと・・・。
昨年購入したきら星の実生ですが、今年は良く出来ています。
柄が渋くなった影響もあるでしょうね。
下の写真が昨年購入時の写真。
芽の大きさは十分花が来るサイズなので、楽しみです。
柄が地味でなければ良いのですが、こればかりは出てみないとわかりませんね。
今年は夏場の日照不足がマイナス要因となりましたが、できている個体は良く出来ています。
しばらくは植え替えを楽しみますかね。
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