久しぶりの投稿です…
ほとんど幽霊ブログになってしまい、時々覗いて下さってる方々には、とても申し訳ない気持ちです。毎年、なんだかこの謝罪から始まってる気がします…(汗)
今年も沈丁花が本格的に良い香りを放ち始めました。サボりまくりのブログですが、毎年沈丁花の薫り~だけは書いてます。昨年と比べて10日ほど遅いですね。ヤフオクではもう色々ご出品なさってる方もおられて、見てるだけでも楽しく感じます。うちの棚は広島の平野部で暖かいのですが、真冬でも窓は全開状態ということもあってか、トップの画像(3月12日撮影)の通り芽出しはやっと始まったばかりです。ヤフオクで無加温栽培と書いてる商品を見ると、うちの棚よりは10日以上早く芽出しが進んでいるようなので、夜間や寒い日中にハウスを閉めきることによって、無加温でも結構早めに芽出しが進むのでしょうね。
さて、まだ今の状況では柄も分からない個体がほとんどですが、早い個体で面白そうなものをいくつか紹介します。
これは愛優姫という実生個体です。昨年も超派手柄でしたが、今年はさらに超派手柄になってます。展開すると綺麗で素晴らしいのですが、ここまで進んでお化けっぽくなってしまうと、ちょっと栽培が困難になってしまいます。後暗みがないことや派手なことは利点ですが、栽培上はデメリットになってしまいます。超派手な柄の個体だけど後暗みがあるとか、青葉の中に暗まない柄が散っている程度の栽培しやすい個体なども、作が上がりやすいので個人的には作っていて楽しく感じます。派手すぎて枯れちゃったり作落ちしても面白くないですからね。
ちなみに、この写真を撮影した後、この芽は根元から切りました。葉緑素のほとんど無い葉は、生かしてあるだけで養分を消耗してしまいます。この手の白三光斑で実生1年生に柄が入らない系統は、予定にない時期に芽を出させると青葉を出す性質があります。この性質を期待して、次の芽が青葉で上がることを期待してみることにします。どうなるかは予測できませんが、また先でこの子の様子はご報告できたらと思います。
これは、祖谷産の「雪の舞」の実生苗です。実は、こんなに素晴らしい実生苗が得られるとは思っていませんでした。少し白霊峰に似た感じですよね。私の経験では、白霊峰は自家受粉しないと柄が出ませんでした。母親株の遺伝強度もあるようですが、実生は相性があるので、相手によって柄が出やすかったり出にくかったりもします。雪の舞が何かを交配しても柄が遺伝するなら、他に似た斑入りもありませんし、さらに一層実生親としても価値が高そうです。
これは余談ですが、夜間のスマホで適当に撮った写真なので少しぼやけてます。葉っぱにピントを合わせるのが難しいんですよね…。基本、用土にピントが合ってしまいます。
赤とんぼのセルフ実生苗です。左の個体は赤い色素が少なく、ちょっと準素心みたいな感じになっています。今までたくさんの白三光斑の実生苗を見てきましたが、こういうのは始めて見ました。ただ、ちょっと見た感じひ弱そうな雰囲気なので、すくすく大きくなってくれるか微妙な感じはします。
これは赤とんぼに卑弥呼を交配したものです。この一年遅れで発芽した実生一年生も明らかに軸が青いです。ただ、去年発芽した兄弟に斑が出てないので、ただの準素心で終わるかもですね。まあ、来年以降のお楽しみと言うことで。
西祖谷産の黄大覆輪斑「銀宝」の芽です。この個体は毎年安定して芸を出している貴重なものです。いつもそうなのですが、この個体は蕾の色だけ青くてユニークで、花も変わっています。一度実生してあるのですが、苗は全て普通の個体で覆輪は出てきていません。逆に、萌黄やはけ込み斑からは、覆輪斑が出たことがあります。ただ、弱くて枯れちゃうんですよね…。難しいところです。
黄砂子斑の黄金郷です。黄金郷は芽出しがとても早く、毎年ほぼトップで出てきます。この性質は遺伝して実生苗の芽出しは同じ時期に出てきます。春先は黄色い姿が美しく艶やかですが、後暗みがあります。ただ、この後暗みの性質のおかげで、毎年問題なく育ってくれています。派手な上に暗みがないとなると、作落ちしたりして年々小さくなったりと、栽培上の楽しみがありません。
黄金郷の2枚目3枚目の写真は実生苗たちです。非常に遺伝は優秀で、ほとんど青葉の子供は出てきませんし、いろんな柄の個体が出てきて楽しめます。また、他のものと交配しても柄が出るため、とても優秀です。
今の段階でちょっと面白そうなのは、この辺りですかね。もう2週間もすれば、賑やかになってるでしょう。これからしばらく楽しい時期ですね。
バルトさん、いつも有り難うございます。
今年も、この季節がやってきました。
私の所も、今年は展開が遅くてまだほとんどの個体が固い芽の状態ですね!
超派手柄への対応は、非常に勉強になります。
去年が、あまりにも育成が上手くいかなくて大切な個体を数種類枯らしてしまいまして、かなりへこみました。
オークションは、私も楽しく見ていますが、なかなか手を出し辛く見てるだけですねー!
銀さん
コメントありがとうございます。超派手柄への対策は難しいですよね。
個体の性質にもよりますが、白三光斑の流星や天寿など実生1年生から派手な柄が出るタイプはお手上げになりやすいです。
ですので、暗む個体も個人的には気楽に栽培できるので、悪くないと思っています。
バルトさん、いつも有り難う御座います。
我が家は、まだほとんどの個体が固い芽の状態です。
やっと黄聖錦の系統と、赤とんぼが動いてきましたけど、超派手柄で上がってきましたので、困りましたね。゚(゚´ω`゚)゚。
超派手柄への対処は、非常に勉強になりました。
うちのは、幽霊とまではなっていないので、充分に遮光してなるべく低温の環境で育成します。
オークションは、私も楽しく見ていますが、なかなか手は出せないですねー!
今迄も、何度か失敗しているので、二の足を踏んでしまいます。
やはり、本当に欲しい個体は信頼できる方から購入したいです。
銀さん
個体の入手は、ヤフオクなどでは偽物も混ざっていることも時々ありますし、その辺は評価を見ても参考になりません。
暗むのが嫌いでしたら、早い時期の購入は避けるとか、偽物をつかむ確率を下げるには葉がない芽だけの時期の購入は避けるべきです。私も暗まないと記載されていながら、購入後に暗んでしまったりとか経験あります。まあ、そのような人からはもう買わないだけですけどね。
本当に、その通りだと思います。
オークションは、特に初心者のうちは騙されました。
今は、ある程度は見分けもつき、信頼できる方とのやりとりで納得して購入する様になりました。
ただ、見てると明らかに偽物や嘘をついて売ってる方が居て購入者が可哀想だなぁと思ってしまいます。
余計なお世話だと思いますが…