私が住んでいるエリアでは、ついに今年は一度も積雪がない冬となりました。
最後の最後にみぞれは降ったものの、積もるほどではなく、昨年の冬に続き驚くほどの暖冬で終わりました。
つい数日前の寒波も去って、いよいよ暖かくなりそうです。
いよいよヤマシャクヤクたちもぐんぐん葉を大きく広げてくると思います。
ちょっとした寒波ではありましたが、例年より少しばかり早く芽出しも進んできています。
暖冬とは言え、芽出しは始まったばかりですね。
うちは夜間もハウスを閉め切ったりせず、通年開けっぱなしで管理しています。
ヤフオクなどではちらほら出品も見かけますが、皆さん早いですね。
無加温でも夜間だけハウスを閉めれば、芽出しは早まるんでしょうけど、私はあくまで自然スタイルで・・・。
個別に見るとこんな感じです。
芽出しの早い朝焼けです。
芽出しの時期は個体によってほぼ決まっており、毎年順番通りに出てきます。
この芽出しの時期は、遺伝もします。
芽出しの早い個体をセルフすると、子供も早い個体が生まれてきます。
なので芽出しのタイミングは、ある程度の個体識別に利用できます。
別の割り子です。
本当に綺麗で、私は大好きですね。
棚に何鉢あっても、良いです。
うちは直射日光にしておらず、この時期でも50%ほど遮光しています。
朝焼けは、芽出しの時期に直射日光に当てると、赤味を差すみたいですね。
私自身はあまり見たことがないですけど・・・。
こちらは白霊峰の割り子です。
これはうちにある一番派手な株から割ったもので、柄も良い感じですね。
少し先になりますが、オークションに出そうと思っています。
この個体は白露という個体です。
数年前に関東の知人から譲っていただいた個体です。
今年初めて派手な柄になってきました。
譲っていただいた方から一度問われましたが、私はまだ一度も実生も株分けもしていません。
今年は花が来てますけど、実生は来年以降かな・・・
この個体はラベルが貴重なゴマ斑です。
いわゆる小島峠をはじめに採集された方が最後までずっと残されたいた3個体のうちの一つです。
まだ来て間がないので、詳細はわかりませんが、とりあえずレベルは高そうです。
聞いたところでは、なんでも実生すると良い子供が取れるみたいです。
これは吉野川という白砂子斑です。
草姿が大型になるとても勇壮な個体です。
吉野川は、採集された方とうちの二つしかない貴重品です。こうした数のないものは枯らさないようにしなきゃいけませんね。
ゴマ斑の流星群です。
この個体は暗まないゴマ斑で、結構昔からありますね。
今は黄色味が強いですが、これから白く冴えていくでしょう。
キララの実生苗です。
私が唯一残している1つです。非常に派手で、暗みません。
キララの原個体は暗みますが、実生すると色々出てきます。その辺が面白いところなんですけどね。
また、キララは交配しても柄が出るので、実生親として価値があると思います。
この個体は祖谷の満月の実生選抜個体です。
今年初花が来ました。
祖谷の満月は後冴えのゴマ斑個体で、大変綺麗な素晴らしい銘品ですが、実生でも素晴らしい苗を生みます。
この個体は今年も素晴らしい姿を見せてくれそうな雰囲気ですね。
西祖谷産白三光斑の祖谷の太陽です。
これは原個体の割り子株です。西祖谷産の白三光斑はいくつか個体がありますが、私の所では採集者の方に直接確認をとって全てきちんと区別しています。
もちろん派手で綺麗であることも大事ですが、ラベルも大切にしたいと思っています。
ちょっとあれこれ書いてると長くなっちゃうので、この辺でいったん切りましょうかね。
続けて続編はまた後ほど・・・。
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