まったく近年では不快度ナンバー1な梅雨の広島です。
例年に比べて雨が多い上、晴れれば30度以上の猛烈な蒸し暑さ・・・
なんだかヤマシャクヤクの調子もあまり良くないですね。
昨年・今年と、ここ数年の中で最も栽培しにくく、出来が悪いように感じます。
まあ、あれこれ試行錯誤やり過ぎなんでしょうけどね~
さて、この時期は病気を出さないようにすることを意識しながら管理する時期です。
梅雨時期は、シャクヤクうどんこ病(個人的には灰色カビ病と思っていますが)、根腐れ病など、予防的にも治療的にも薬剤の散布が必要です。
もちろん、環境や管理によっては、薬剤散布などしなくても病気は発生しない場合もあるでしょうし、流行のバシルス(枯草菌)やラクトバシルス(乳酸菌)を散布するのも良いと思います。
私自身は体験したことがありませんが、菌核病や白紋羽病なども暑くなるこの時期は要注意のようです。
こうした病気は棚だから出るものかと思っていましたが、実際には山でも真っ白になるくらいシャクヤクうどんこ病は蔓延していますし、菌核病等の恐ろしい病気も普通に付いているようです。
では山でそうした病気の影響で自然のヤマシャクヤクは絶えてしまう危機にあるのかというと、全くその気配はありません。
特に、シャクヤクうどんこ病は株を枯らすような恐ろしいものではありません。
しかし知人に聞いた話だと、菌核病の類いは、持ち込むとその株はおろか棚を全滅させるほどの恐ろしい威力を持っているようです。
山では個体や環境の免疫力で枯れずに保ちこたえていても、環境免疫力の少ない棚では猛威を振るう可能性があるようです。
菌核病の類いはもちろん、うどんこ病もしつこいので、できれば持ち込みたくないもの。
やはり消毒は欠かせませんね。
なお、参考ですが、ヤマシャクヤクは一部の展着材弱い性質があります。
アプローチなどの展着材では薬害を経験したことがありますので、用心してくださいね。
私は基本展着材は使わないようにしています。
ベッタリ散布すると薬液が滴上になってうまく付かないため、あくまで細かい霧状に付着するよう、技でカバーするようにしています。
強いて使うなら・・・、パラフィン系展着材のアビオンが経験では薬害が少ないように感じました。まくぴか等のシリコーン系も良いかもしれませんが、私は未だ使ったことがなく、何ともコメントしづらいところです。
良いのではないか?という気がしますけどね・・・
久しぶりのブログ更新もたいしたネタも無く・・・
そろそろ種まきの季節になってきましたね。
次回はその辺りをネタにしましょうか。
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