寒波が過ぎ去った後、比較的暖かい建国記念の日となった広島です。
一昨日まではこの冬一番の冷え込みとなり、広島の平野部でもかなり寒かったです。
非常に暖かかった1月の影響で、芽出しの早い一部のヤマシャクヤクは芽が動き始めていたため、強烈な寒波はちょっと嬉しくないですね。
鉢もガッツリ凍って、すごい霜柱が立ってました・・・(汗)
凍ること自体は、比較的耐凍性のあるヤマシャクヤクとって問題はないと思いますが、霜柱は昨年蒔いた種を持ち上げたりするので、根に多少の影響が出そうな気がします。
葉が若干展開しつつある個体もちょっと痛まないか不安になりますね。
山野草大ベテランの友人の話では、葉が出てから枯れ込むまでの期間が長ければ長いほど良いとのことですから、葉を傷めさえしなければ早く葉が出ることはプラスのようですね。
それにしても今年の芽出しはちょっと異常に早いので、施肥のタイミングややりようが実際の生育スピードに追いつかなくなってしまっています。
私は秋の植え替えから肥料を乗せていない時期がかなり長いので、今年のように例年より早く芽が出てしまうと、肥料をうまく効かせることができませんね。
まあ、この点はあきらめてもうマイペースで行くしかないですね。
さて、時期的にあまりブログネタもないのですが、今日の棚の様子でも・・・。
・斑入りヤマシャクヤク 四国産 黄白全面総散り斑
この個体は毎年最も早く芽を出す個体の一つです。
朝焼けもトップに出てくるヤマシャクヤクですが、今年はまだ動き始めたばかりといった感じですね。
先日までの寒波でちょっとブレーキがかかった感じでしょうか。
写真ではまだ柄は確認できませんが、後冴えなので気温の上昇と共に冴えてきます。
この個体は芽出しが早いですが、他の9割以上の個体はまだタケノコ状態です。(笑)
・斑入りヤマシャクヤク 聖帝
黄聖錦系統も芽出しは早いです。
ちなみに、西祖谷産白三光斑はもう動き始めた個体とまだ動いてない個体と両方ありますが、良柄の祖谷の太陽や白寿などはまだ動いてない感じですね。
この個体は毎年柄がきつく、年々のサイズアップが中々進みません。
今年の実生はお休みした方が賢明かもですね。
・斑入りヤマシャクヤク 祖谷の太陽(実生1年生)
昨年蒔いた種も早いものは発芽が始まって来ました。
現時点で祖谷の太陽・四国産黄ゴマ斑・黄聖錦系統は芽が出始めています。
普通の草花や野菜などは、芽が出てぐんぐん葉数も増えて大きくなっていきますが、ヤマシャクヤクは春に出た型のまま秋を迎えます。
このため一年を通して1年生のままなので、なんだか可愛くて小さな実生苗にも愛着が湧きますね。
まだ展開してませんけど、少し芽の写真もいくつか撮ってみました。
・斑入りヤマシャクヤク 白散り斑
この個体は芽にも斑が入っています。
写真では判りづらいかもしれませんが、斑が入っている部分は黒みが少なく澄んだ赤となっています。
芽の苞の部分に斑が出る個体は、あまり多くないように思います。
実は全部入ってるのかもしれませんけど、見えませんね。
・斑入りヤマシャクヤク 白三光覆輪斑
覆輪芸はこのように芽に斑が見えることもあります。
覆輪個体でも何ら芽に変化は出ない個体もあります。
大きな寒波も過ぎましたし、次々芽が出てくるのもあと少しといったところでしょうかね。
楽しみな季節になってきました。
ジンチョウゲの香りや野山の芽吹きの薫りがするようになれば、本格的な季節になりますね。
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