植物界の巨星

広島も随分と秋が進んできた感じです。

暇を見ては植え替えをやってますが、やっと大きな鉢の3分の2くらい終わった感じですかね。
なかなか進みません・・・。

昨年は9月の初頭から始めたので、もう少し進捗していた感じですが、今年は始めたのが遅かったこともあり、ちょっと遅れ気味ですね。
とは言え、今年は例年以上に葉が残ってるので、まあのんびりでも良いかな・・・。

さて、先週の話になりますが、植物界の巨星とも言われる方のご来訪を受けました。

この本の著者である荻巣樹徳先生がうちの棚を見に来られました。
広島へ来られる用事のついでにお寄り頂いたのですが、うちのような狭いハウスへご案内するのは、嬉しいやらちょっと恥ずかしいやら・・・。

荻巣先生のご略歴は驚くばかりです。

1970年代に若くしてベルギーやイギリスの植物園で研鑽を積まれ、さらには中国へ留学、中国や東南アジアでのフィールドワークで幻のバラの原種ロサ・シネンシスやクリスマスローズの原種チベタヌスなど、貴重な原種や新種を多数発見されておられます。

その功績が認められて、植物界のノーベル賞に値するヴィーチー記念ゴールドメダルや吉川英治文化賞を受賞されておられ、その名は世界的に有名な方です。

フィールドワークで探索された距離は驚愕の40万キロ近く、その情熱とコツコツと積み重ねてこられた偉業は、とても真似できるレベルでは無いと思います。

新種発見のエピソードや昔の体験談、新種が一体どのくらいあるのかなどの植物学的なお話など、どれも異次元の話のようでとても楽しい!
ラフレシアの新種発見の話を聞いても、私はラフレシアに何種類もあるなんて知りもせず、いやお恥ずかしいかぎり・・・(汗)

植物のある特定の分野のみに集中するのではなく、全般的に凄まじいほどの知識と妥協無きフィールドワークが荻巣先生の数々の功績を生み出してきたのだろうと思います。

また、驚くばかりの幅広い人脈もお持ちで、そうした人脈を作り上げる人柄なども備わっていることが成功へ結びついたのだと、ひしひし伝わってきました。

それに比べれば私はここ最近ヤマシャクヤクしかやってませんし、何とも自分がちっぽけだなぁ・・・と感じました。
さしもの能力も時間もない私はやはりヤマシャクヤク一本でぼちぼち頑張るくらいしか出来ないんですけどね・・・。

荻巣先生とご一緒にいらっしゃったお二方も、これまた豊富な知識をお持ちで、本当に驚くばかりです。
経験も浅くまだまだ未熟な私には刺激を受けて勉強させて頂くところがたくさんありますね。

私はちょっと緊張していましたが、栽培のヒントなども頂いて、あっという間に時間が過ぎて深夜まで楽しい時間を過ごさせて頂きました。

このような素晴らしい機会を設けてくださり、誠にありがとうございました!

また、お三方とも翌日のご予定があるにもかかわらず、私の仕事が終わって帰宅するのを嫌な顔一つされずにお待ち頂いて、本当に感謝いたします。

素晴らしい方々と今後も懇意にさせて頂けたらと願います。

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