今期初出品

昨日の昼からかなり暖かくなってきて、今日からは山の芽吹きの匂いがし始めました。
先週から沈丁花の花も咲き、広島の平野部は春らしい雰囲気が出てきました。

春の沈丁花・秋の金木犀は本当に季節を感じますね。

さて、今期もオークションに出品を始めました。
昨年は相場が高く、銘品の流通量も減ってしまったため、なかなか良い個体を集めるのが難しかった年でした。
今年はどうでしょう??

今回の出品は朝焼けの原種、キララの実生苗2年生、小島峠の実生4年生を出品してみました。

親株の昨年3月10日の写真

で、花咲く時期にはこんな感じ・・・

一番上の写真が出品した朝焼けの割り子。
昨年カラコ咲きとなった親株を割った物です。
育ちや柄など考えると、私は塩山よりもよいと思います。実生でもほとんど柄が出ないため、数も少なく、希少価値は抜群です。

これはキララの実生選抜苗。非常に良くなりそうな個体です。
きら星に匹敵しそうな素質を感じますね。
ちなみに、きら星は小島峠の系統から芽変わりで出た個体らしいです。
なので、派手柄個体を産むキララなどの実生苗からきら星級が出てもなんら不思議はないでしょうね。
私もキララや小島峠系統の実生苗にはとても期待しています。

これは、先日ブログにもUPした小島峠の実生苗。あまり派手ではありませんが、全葉に斑が有り、大きくなれば派手になると思います。
小島峠産は大きくなるにつれて基本柄が派手になってきます。
この傾向は黄聖錦の系統ではさらに顕著で、黄聖錦などは2年生までは柄がほとんど出ません。4~5年目で本芸が出てきて素晴らしくなります。

小島や黄聖錦のこの性質はとても重要で、おかげで実生苗が順調に育ちます。

逆に、1年目が派手で2~3年目で地味になってしまう系統もあります。

塩山の実生苗は1年目からずっと派手なままのため、本当に育ちが悪くなかなか大きくなってくれません・・・
まあ、それも楽しみのうちなんでしょうけどね。

今年もいろいろ出品していこうと思いますので、よろしくお願いします。

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