白三光斑
無銘
徳島県西祖谷産 山実生個体
西祖谷産白三光斑で、山実生の個体。
2年前の入手時は3枚葉で、そのうち2枚の葉にわずかに白斑が乗る程度であったが、ここに来て出世し始めた。
柄は一般的な西祖谷産白斑とも違い、少し細かい掃け込み状の部分が多い。
また、まだ小さいため参考程度であるが、軸の赤味が強い。
今までにたくさんの白斑を発見された人の話では、山で派手柄で存在することはまずなく、そのような白い派手柄のほとんどが傷害であり、何年も山へ入ってる者が見ても、簡単には判別できないとのことであった。
実際に出世する白斑はわずかに散る程度の地味斑のようである。
また、この個体は入手した当時は本当に小さな根で、袴が付いている下の部分が異常に細長い山実生特有の姿であった。こうした状態を鉢植え仕様に変更するには、一工夫必要である。